保健事業のご案内

保険証を提示して受ける医療などの給付の他に、皆さんに直接関係のあるのがこの「保健事業」です。
健保組合では、健康維持、増進のために次の活動を行っています。

PepUp(ペップアップ)による各種健康イベント・健康情報の提供 
<リンク>

・ポーラ・オルビスグループでは、(株)JMDC社の運営するPepUpというWEBによる健康プラット
フォーム上で、事業主(会社)と協働して、加入者の皆さんに各種の健康増進イベントや健康情報の
 提供 を行っています。(健診対象の家族も含みます) 
*ウォーキングラリー、あなたの健康年齢、健診値改善チャレンジ、健康クイズ、日々の健康記録、
 健康セミナー、あなたの健康状態に合った役立つ情報配信他
・楽しみながら健康になり、ポイントもたまるお得なPepUpに、ぜひ全従業員とご家族が登録
 しましょう。登録方法がわからない方は健保(kenpo@po-holdings.co.jp)迄お問合せ下さい。

健康増進・疾病予防

1.健康教育・啓発

・医療費のお知らせ
 通院先ごとの1年間の医療費を月別に通知します。(2月末予定)
 2024年度から年2回が年1回となり、年間版をお知らせします。

・広報、情報提供、啓発活動、健康増進・疾病予防・医療制度に関して
 提供を行います。
 当ホームページやPepUp、リーフレットや冊子、メール等

・健康関連資格取得支援(女性の健康検定・ピンクリボンアドバイザー認定試験)
 健康保険組合では毎年、「女性の健康づくり」の一環として「女性の健康検定」
 「ピンクリボンアドバイザー認定試験」の受験の補助を行っています。
 一人一人が女性のヘルスリテラシー(健康意識・自己管理能力)を高めることに意義があると考え、
 学習や受験を事業所と共同推奨すると共に、補助を行います。
 ①女性の健康検定試験
 ②ピンクリボンアドバイザー認定試験
 詳細は、募集要項が決まりましたらHPに掲載いたします。

2.健康診断

(表記の年齢は開始翌年度3月31日時点の年齢になります。金額は全て税込金額です)

 *健康診断は、健康状態を知る出発点で、その結果に基づき生活習慣の改善や通院治療を行い、
  結果を評価する終着点でもあります。年1回は充実してお得な健保の健診を従業員も家族も
  必ず受診しましょう!

健診について詳細

生活習慣病健診(特定健診を兼ねる)

・対象者:ポーラ化成工業(株)とポーラ流通センター勤務を除くすべての被保険者
・コース:①35歳以上・・・総合健診 ②34歳以下・・・基本健診 年齢に応じた検査
・概要:労働安全衛生法の規定健診項目+がん検診等各種の上乗せ項目(オプション)
・受診期間:4月~9月 ・ダイレクトメールや、事業所からの案内に従って予約受診
・健診機関:全国ネットワーク健診・・・ウェルネスコミュニケーションズ社の健診代行を利用
・全国約900か所の契約医療機関から自身で選択します。
・費用:主として労安法項目を事業所が負担し、各種上乗せ項目を健保負担します。
 一部自己負担(胃部検査の胃カメラ変更等)がありますが所定標準検査は無料です。
・疾病罹患の多くなる35歳以上の総合健診は、特に幅広い検査項目をカバーします。
 お願い:早めに予約を完了し必ず期間内に受診してください。問診にも回答願います。

人間ドック(特定健診を兼ねる)

・対象者:ポーラ化成工業(株)袋井工場、ポーラ流通センターが勤務地である
 35歳以上の被保険者 等
・概要:各健診機関の規定ドック検査項目で「生活習慣病標準健診」の総合健診+α
・受診期間:4月~10月
・健診機関:指定契約医療機関 (静岡県静岡市・浜松市・袋井市内の7機関)
 聖隷グループの指定医療機関、中東遠総合医療センター、静岡県予防医学協会、
 静岡健診クリニック、静岡赤十字病院,
・費用負担:標準的定価は総額約45,000円前後。健保組合はこのうち30,000円を
 上限として事業主と負担します。受診者の自己負担金があります。
 (各々、健診機関により異なります)

事業所内健診(特定健診を兼ねる)

・対象者:ポーラ化成工業(株)が勤務地である被保険者
・コース・概要は「生活習慣病標準健診」相当で、一部受診できない項目があります。
 事業所に健診機関の健診車が来て、事業所の中で検査を行います。
・受診時期:事業所が指定した数日間。通常4~6月で、特殊健診や婦人科は秋に実施
・費用:主として労安法項目を事業所が負担し、各種上乗せ項目を健保負担します。
 一部自己負担が発生する場合がありますが、所定標準検査は無料です。

立替払健診(キャッシュバック)

・概要:健保が指定する健診機関で受診できない場合、例外的に他機関で受診します。
・費用精算:いったん受診者が全額立て替えて支払い、後日健保・事業所と精算。

特定健診について

 概要:厚生労働省がメタボリックシンドローム対策として導入した健診です。
 40歳以上は義務となっていますが、当健保の健診は全て全年齢で特定健診を兼ねていて、
 その検査項目・問診項目を含んでいます。メタボリスクのある方は健診後、国の定めた基準に
 則った「特定保健指導」を受けていただきます。

婦人科健診(乳がん・子宮がん)>オプション検査ですが受診を推奨しています。

1)乳がん検診

  ・対象者:30歳以上の希望者
  ・検査項目:マンモグラフィまたは超音波(エコー)のいずれかを補助
   マンモが苦手とする乳腺の発達した若い女性や授乳中の方には、
   エコーを推奨する場合が比較的多いです。一方、一部の健診機関では、
   精度の高い3Dマンモグラフィを実施しています。
  ・自己負担:無料。ただし3Dマンモは一部自己負担があります。

2)子宮がん検診

  ・対象者:全年齢の希望者
  ・検査項目:①子宮頸部細胞診検査 ②子宮経腟超音波検査(経腟エコー)
   ①②セット受診を推奨 ①のみも可能
   ②は、がんの発見に加え、女性特有の不調の原因となる、子宮内膜症、
   子宮筋腫、卵巣膿腫等の発見に役立ちます。
  ・自己負担:①②とも、無料

胃がん検診、大腸がん検診、肺がん健診、その他内蔵のがん検診

  これらがん検診は35歳以上の総合健診や人間ドックに標準として含まれています。
  ①胃がん:胃部X線(レントゲン)、胃カメラへの変更可能(一部自己負担)
  ②大腸がん:便潜血検査(検便)
  ③肺がん:胸部X線(レントゲン) 55歳上は胸部CT検査も可能。
  ④その他(肝臓、すい臓、胆のう、腎臓、脾臓):腹部超音波検査(エコー)

脳検査(脳ドック)

  ・目的:55歳から増える脳の疾患の早期発見のため。
  ・対象者:55歳以上
  ・自己負担:①55歳:無料 ②56歳以上:7,700円(総額 38,000円相当)
  ・受診頻度:3~5年に1度を推奨します。ただし自覚症状のある方は、
   健診ではなく健康保険で医療機関を受診してください。

胸部CT検査

・目的:増加する肺がんの早期発見のため、レントゲンより精密な検査を導入。
・対象者:55歳以上
・自己負担:5,500円 (総額15,000円相当)
・推奨:特にヘビースモーカーの方。

※がん検診のメリットとデメリット
 がん検診は2人に1人がかかる疾病で、その発見に有用ですが、メリットだけでなく
 デメリットもあることを理解した上で受診してください。
 デメリット例示:①漏らさずがんが発見できるとは限らず限界がある。 
         ②逆に良性を拾って過剰診断し、不要な治療に繋がる可能性もある

退職後任意継続被保険者の健診(特定健診を兼ねる)

・退職後、任意継続被保険者として最大2年間健保加入を継続できます。
・現役時と同一の健診を受診することができます。

家族健診

・対象者:健保被扶養者のうち①被扶養配偶者全員 ②35歳以上の他の被扶養者
・概要:生活習慣病検診(ウェルネス・コミュニケーションズ委託)または人間ドック等

検査項目と補助は被保険者と同一となり、がん検診含め充実しています。
 お願い:「健康経営を家族と共に進める」当健保の家族健診は、従業員と同様に家族全員
 が受診してください。

3.保健指導

※健康診断は受けて終わりではなく、その結果に基づいて生活習慣の改善や通院・治療等の
 必要なアクション=健診事後措置を行うことが大切です。
 健保組合は、事業所とコラボして加入者の
 みなさまにそのサポートを行っていきます。

特定保健指導

 概要:厚生労働省がメタボリックシンドローム対策として導入した指導です。
 特定健診実施後、疾病には至らないもの(未病)のメタボ傾向があり、として選定された
 対象者の方(40歳以上中心)に事業所の協力の下、健診後の事後措置の一環として、
 国の定めた基準に則った「特定保健指導(シェイプ&スマイルプログラム)」を受けて
 いただきます。
 最初に健康面談があり、その後生活習慣の改善と減量に3か月間チャレンジします。
 対象者の方は原則全員に参加していただきます。

重症化予防

・目的:健診で異常のあった方や疾病を持つ方へ通院・受診勧奨通知・モニタリングを行い、
 進行と重篤化を防止します。会社の保健活動を補完し実施します。
・内容:①腎通知・・・人工透析等慢性腎症に至るリスクがあり未通院の方に受診勧奨
    ②通院勧奨・・・レセプトを活用し、生活習慣病系の要精密検査以上の未通院者へ
          通院勧奨を会社と協働で行います。
    ③前期高齢者健康指導・・・前期高齢者や予備群の方へ健康指導を行います。

4.疾病予防改善・健康増進

インフルエンザ予防接種補助

・目的:誰もが罹患リスクを持つが、対策を打てる第一の感染症として実施します。
・対象者:被保険者と家族(健保上の被扶養者)
・時期:令和6年度 令和6年10月1日(火)~令和6年12月31日(火)
 ※詳細は、HP:PONナビをご覧ください。
・補助額:上限 2,000円(改定となりました)

禁煙補助保健事業制度 >>> 詳細

・対象者:被保険者(喫煙者) 
・被扶養者(喫煙者)で禁煙治療・禁煙プログラムに参加した方
 <補助額>
 ・禁煙外来                  上限:20,000円
 ・遠隔禁煙プログラム「asucure」(保険適用外)  上限:50,000円
 ・禁煙パッチ・ガム購入            上限:20,000円
 ・その他健保が認めた禁煙プログラム      上限:50,000円

婦人科オンライン診療(ルナルナ・オフィス) POHD社とコラボで実施しています。

目的:女性特有の不調を、オンライン診療と薬剤服用で改善につなげます。
 1)月経随伴症状改善プログラム
 ・流れ:指定婦人科医でオンライン診療を受診し、診断に基づき低用量ピルが
  毎月配送されます。申込時期は会社より別途ご案内します。
 ・自己負担:総額5,500円/月の30%
 2)更年期症状改善プログラム
  ・流れ:1)と同様です。処方薬は漢方またはエクオールとなります。
  ・自己負担:総額8,800円/月の30%

妊活相談(会社との協働)

・目的:不妊の悩みをもつ方や、安心安全な妊娠・出産・成育を望む方への支援
 少子化対策、プレコンセプションケアの一環として会社と協働で実施します
・内容:経験豊富な専門相談員によるオンライン相談
・実施時期:①応募:2025年4月30日まで ②実施:同年5月31日まで
・費用:総額14,300円。そのうち3割相当の3,300円が自己負担となります。

適正服薬事業

1)ポリファーマシー通知
  有害な多剤服用や飲み間違い防止するため対象者毎に具体的な注意喚起。
2)セルフメディケーション推進
  医療機関処方の薬と同等の効能を持つ安価な市販薬の情報を提供する。
3)ジェネリック医薬品普及通知
  PepUpにより先発薬と同じ効能で安価な後発医薬品をお知らせする。

歯科健康事業

・歯の健康リスクの高い人に歯科検診・治療等の受診勧奨通知や予防衛生のための
 情報提供を行っていきます。
・会社による、オンラインセミナーも実施します。

運動習慣定着 事業所と協働で実施

 日常で疎遠になりがちな身体活動やスポーツを、楽しく競い合いながら身近な
 習慣として定着できるきっかけの場としてイベントを企画・実施しています。
 1)PepUpを通じたスポーツイベント ウォーキングラリー(5月・10月)等
 2)ウォーキングスマホアプリ「あるくと(aruku&)」利用 企業対抗戦
   実施の度ご案内します。
 3)その他
   実施の都度ご案内します。